「ボルネオへの恩返し」プロジェクトの
紹介です!
トップページ>>ボルネオへの恩返し>>恩返しプロジェクト
 ボルネオ保全トラスト

 恩返しプロジェクト

Vol.1ボルネオへの恩返し
−野生生物レスキューセンター設立プロジェクト−

 ボルネオ島を訪れ、様々な問題などが見えてきました。
 ボルネオのプランテーションでは、アブラヤシから「パーム油」が作りだされ、私たちの日常生活には欠かせないものであります。そういったことから、知らず知らずのうちに、私たちはボルネオから恩恵を受けています。そこで、「恩恵を受けている私たちが「恩恵を受けているだけでなく恩返しを!」をテーマに、「ボルネオへの恩返しプロジェクト」を立ち上げました。その目的や活動の紹介をします。

 ※自動販売機からの支援金や寄付金、自動販売機の設置場所については、
   ボルネオ保全トラストジャパンホームページ(プロジェクト:野生生物レスキューセンター)

 2010/7/26 NEW ゾウの檻贈呈式を行いました!

贈呈式の様子


完成したゾウの檻
 前回お伝えしていたゾウの檻が完成し、7月21日に、当園でマレーシア国サバ州野生生物局へ贈呈式を行いました。

 このゾウの檻は、ボルネオへの恩返しプロジェクトを具体化するための寄付型自動販売機などによって集まった資金をもとに、旭山動物園が中心となって作製しました。たくさんの方々の気持ちを形にできました。

 この檻のコンセプトは
 @強度の確保と軽量化 現地ではゾウの救出にはユニック車を使いますがつり上げる重量に限界があります。総重量を約3000キロまでと想定しました。結果として檻の重量を約1100キロに納めることが出来、2000キロ程度のゾウのレスキューが出来ると考えています。強度の確保にはゾウが力をかけにくい構造を目指しました。鉄棒が斜めになっているのはそのためです。

 A短期間のケージ内飼育と治療を可能とする 治療が必要なゾウのレスキューを考慮し、10日前後はこの檻での飼育が可能で、人間が檻の中のゾウに全ての方向からアプローチできるよう広めの隙間を確保しました。

 B現地での檻の補修・メンテナンス 現地での溶接は鉄工所が近くにないこと、技術的な不安が伴うことから、全てパーツでの交換式としました。側面のパネル、正面のパネルを同じ規格とし、汎用性を高めました。

 現地で実際に使用することで様々な改善点が見つかると思います。本当にゾウの力に耐えられるのか?…不安はありますが、この檻を出発点としてさらに良いものを作りあげていきたいと思います。 

 レスキューセンター設立までの道のりはまだ遠いのですが、着実に未来を切り開いていくことを誓います。
 

 2010/7/14 ゾウの檻の完成間近&ゾウの檻贈呈式を行います!

完成間近のゾウの檻
 前回お伝えしたゾウの檻の設計が終わり、現在製作中です。
 写真では、ゾウの檻の強度実験を行う際に、園長の坂東も実際に檻を拝見。
 とても立派な檻ができてきたことに感動しておりました。

 檻はまもなく完成となります。そして、このゾウの檻のお披露目とマレーシア国サバ州野生生物局への贈呈式を旭山動物園で行います。

 みなさんのご協力もあり、ついに形になった「ボルネオへの恩返し」第一弾。ぜひ足を運んでいただき、みなさんと一緒になってできあがったゾウの檻を見に来てください!

 
ゾウの檻贈呈式とお披露目
 7月21日(水)10:30〜 オランウータン舎前

 2010/6/21 いよいよゾウの檻の設計開始!

左:檻の設計打ち合わせ 右:輸送檻のイメージ図
 いよいよレスキュー用のゾウの檻の設計を始めました。恩返しプロジェクトの成果第一弾になります。
 
 ボルネオ島サバ州では、プランテーションに出てきたボルネオゾウを、ジャングルに戻す活動をしていますが、使用する檻の強度不足などの不安を抱えています。そこで、寄付型自動販売機の売り上げなどで、ゾウの檻を作り現地に持って行く計画を立てました。

 このゾウの檻完成後は、旭山動物園で贈呈式を行い、その後、ボルネオ島へ運び、サバ州ロカウィワイルドライフパークで贈呈式を行います。

 そして、ボルネオゾウのレスキューに実際に完成したばかりの檻を使用する予定です。
 
 ゾウの檻の作製状況などは、随時報告いたします。

 2010/5/4

「ボルネオ日記」看板前で熱く語る、園長の坂東

 旭山動物園では、今年度からの新企画「なるほどガイド」を行っています。

 その「なるほどガイド」には、「ボルネオへの恩返し」や「オランウータンの現状(いま)」と題し、ボルネオ島に訪問した時の経験などをもとにガイドを行っています。

 一発目は、園長の坂東が「ボルネオへの恩返し」のガイドを行い、ボルネオ島に行った時の経験談を話しました。お客様は真剣な眼差しで聞いており、しっかり伝えることができたのではないかと思います。

 このように、ボルネオ島の現状を色々な形で、少しずつ伝えていきます!

 
※「なるほどガイド」は不定期で行っていますので、正門・西門・東門・サポートセンターにある看板で確認してくださいね!

 2010/2/11 「ボルネオへの恩返しin旭川」を開催!

フォーラムの様子

 2010年2月11日に、旭川市民文化会館で、「ボルネオへの恩返しin旭川」を開催しました。

 ローレンシャスサバ州野生生物局長から「野生生物レスキューセンターの必要性」、当園園長坂東からは「動物園がボルネオにできること」、坪内ボルネオ保全トラストジャパン理事長から「緑の回廊の意義」をそれぞれ講演していただきました。
 ボルネオ島が現在どのような状況なのか、遠い国の話だけど、実は私たち日本人の生活には欠かせない物をボルネオからもらっていることなど、映像などを交えてお話を聞くことができました。

 またパネルディスカッションには、ボルネオ保全トラストの理事である加藤登紀子さんも加わり、ボルネオでの体験談や、ボルネオの自然の豊かさ・素晴らしさ、アブラヤシのプランテーションが途方もなく広がり野生動物の生息が脅かされている現状、私たちは何をするべきかなどが熱く語られました。

 2010/2/10 マレーシア国サバ州と旭山動物園が合意書を調印!

合意書に調印 (左:坂東園長 右:ローレンシャスサバ州野生生物局長)


記念撮影
(左から坪内BCTジャパン理事長、ローレンシャス局長、西川旭川市長、坂東園長)
 2010年2月10日、西川旭川市長立会いの下、旭山動物園内オランウータン舎前で、マレーシア国サバ州野生生物局と旭山動物園が「ボルネオ生物多様性保全に関わる合意書」に調印いたしました。

 生物多様性保全に関する合意書(PDF)


 合意書には、野生生物の保全や生物多様性保全の普及啓発にお互いに協力し、野生生物レスキューセンターの設計や資金計画などで旭山動物園が参画し、職員の相互研修・ブリーディングローン(繁殖のために動物を貸借すること)を行うと記されています。



 ローレンシャス局長は「サバ州の生物多様性保全に、旭山動物園、旭川市の方々が関心を持ち参加してくださることに感謝しています」、当園園長坂東は「飼育動物と日本の架け橋になりたい。
 まずは、現地で救出活動のとき使うゾウの移動用ケージを人間、ゾウ双方に安全で頑丈なものを作り、贈呈したい」と挨拶しました。



 今後の予定として、秋までを目途に、寄付型の飲料水自動販売機としてすでに具体化している募金活動により集まった資金で、プランテーションに進入したボルネオゾウを確保しジャングルに戻すための移動用の檻を制作し、現地に寄贈する予定です。

 このプロジェクトはボルネオ保全トラストジャパンの理事をしている園長の坂東も関わりながら、マレーシア連邦のサバ州政府、ボルネオ保全トラスト、ボルネオ保全トラストジャパンが立ち上げたものです。

 ボルネオ保全トラストジャパン(以下、BCTジャパン)とは、サバ州キナバタン川、セガマ川流域にわずかに残された熱帯雨林を、地権者の合意のもとに買い取り、「ボルネオ緑の回廊」を確保し、オランウータンやボルネオゾウの未来を繋ぐ活動を通して、生物多様性保全を目指しています。

 このプロジェクトでは、ボルネオゾウを中心とした野生生物レスキューセンターの設計、建設を目指すものです。
 ワナにかかり傷ついたゾウの治療、畑に頻繁に出没する問題ゾウの一時避難場所として、レスキューセンターの建設は急務となっています。

 a:ボルネオゾウの群れ
 b:ワナにかかり傷ついた子どものゾウ。赤く囲った所が傷です。

 私たちが受けている恩恵の代表にアブラヤシから採れるパーム油があります。スナック菓子、チョコレート、インスタント麺類、冷凍加工食品などの原材料として使われ、身体に優しいやCO2削減を切り口に、化粧品やシャンプー、洗剤などにも使われ、さらにはバイオ燃料にとその需要は拡大し続けています。
 パーム油の2大生産国・マレーシアのサバ州では、熱帯雨林が消えアブラヤシの畑(プランテーション)が広がり続けています。
 熱帯雨林を生活の場とするオランウータンやボルネオゾウが絶滅に向かっています。さらに、生活の場を失った彼らはアブラヤシを食い荒らす「害獣」として扱われるケースが増えています。

 a:拡大し続けているアブラヤシのプランテーション
 b:アブラヤシの実

 このような現状をふまえ、野生生物レスキューセンター設立のために、寄付型自動販売機を設置し、その売り上げの一部を使用するものとなっています。
 レスキューセンターの大きな目的は、ヒトと野生動物の壊れかかった関係の再構築です。
 単に、野生生物の救護施設にとどまらない施設を目指します。旭山動物園はこのプロジェクトの中心となり施設の設計、教育、普及に努めていきます。
 消費者が主体となり「ありがとう」の気持ちを形にして「恩返しをしよう!」と考えたものです。
 恩恵を受け続ける資質として、このような価値観が根付いてくれたらとの願いを込めました。

 a:野生生物レスキューセンターのイメージ図
 b:設置された自動販売機

▲このページの先頭へ
▲ボルネオへの恩返しへ
▲旭山動物園のトップページへ