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「エゾシカの森」農園日誌 (2009年9月26日更新)

円山動物園からホッキョクグマの「サツキ」が来園します! (2/4)

泳ぐ「イワン」です


今回のホッキョクグマの移動模式図
 1月28日の北海道内ホッキョクグマ飼育4園共同声明により公表した、円山動物園のホッキョクグマの「サツキ」が旭山動物園に2月9日に来園します。


 今回の共同声明では、ホッキョクグマの繁殖を推進するために、道内の動物園間でホッキョクグマを移動させることに合意しました(左の模式図参照)。
 今後、個体を計画的かつ積極的に移動させることで,ホッキョクグマの繁殖を全国的に推進し、動物園の機能の一つである種の保存事業を推し進めていきます。


 関連リンク:道内ホッキョクグマ飼育4園共同声明について


 「サツキ」の来園は、オスの「イワン」とのペアリング・繁殖を目的としております。
 「イワン」は今年に入ってから、「ルル」に通常の時期より早く発情がみられたので、同居を開始し、交尾行動の確認もしました。現在は、「ルル」の発情もおさまったので、再び別々に展示をしております。
 ホッキョクグマの繁殖期はこれからです。「イワン」と「サツキ」とのペアリングの成功と繁殖を期待しながら、飼育を行っていきます。


 移動後の「サツキ」に関しては、寝室などの環境に慣れることが先決になります。
 みなさんの前にお披露目する時期はまだ未定ですが、楽しみに待っていて下さい!

今年も成功!あざらし館プール「凍らせ大作戦」! (1/19)

凍ったあざらし館のプール全景


アザラシがまるで流氷の下を泳いでいるよう
 昨年に引き続き、今年も成功!あざらし館プール「凍らせ大作戦」!あざらし館の「流氷ひろば」の完成です!


 プールを凍らせるために、職員が気温の変化を毎日チェックし、気温が下がり始めてからは、人力で雪をプールに入れたり、水をまいたりと…数々の苦労がありました。でも、そのおかげもあり、見事に凍らせることができ、アザラシたちも楽しそうに泳いでいます。


 旭川の寒い気候を利用し、この時期にプールを凍らせることで、野生環境に少しでも近づけ、ゴマフアザラシと流氷の関係をしっかりと伝えるべく、また、流氷があるからこそ見られるアザラシの行動などを見てもらいたい、そして、いつまでも流氷とアザラシを野生でも見ていたいというメッセージも込めています。


 みどころとしては、外からは、息継ぎをするために氷の間から顔出すアザラシの姿や、氷の上を移動するアザラシの姿、そして館内からは、まるで流氷の下を泳いでいるようなアザラシの姿を観察できるところです。


 この時期でしか見られないアザラシたちの姿や行動を観察し、ゴマフアザラシと流氷のつながりを感じてもらえればと思います。ぜひお越し下さい!

ヒグマの「とんこ」、出産準備へ (1/18)

「とんこ」が入っている産室です


柵によじ登る「とんこ」(2009年10月)
 もうじゅう館で過ごしているヒグマの「とんこ」の寝室に、木で箱型の産室を作り、出産準備を始めました。


 ヒグマの交尾期は5月〜6月であるため、昨年の5月10日から、オス「くまぞう」とメス「とんこ」を同居させ、ペアリングを開始。その後、5月19日から交尾行動を確認し、約1ヶ月後、同居を終了しました。


 出産時期は1月〜3月で、自分で掘った穴やほら穴、樹洞などの冬ごもりの穴で出産をしますので、寝室には上の写真のような箱型の産室を作り、床にはチップ(木の皮や幹を細かくしたもの)を敷き、落ち着く環境を作りました。


 今回の出産準備は、このような行動が確認することができたので、出産時期である1月に準備開始となりました。産室での様子は、ビデオカメラを産室に設置していますので、モニターで観察を行っています。


 このようなことから、1月15日から「とんこ」は産室で過ごしていますので、しばらくの間、外の放飼場への展示は控え、オスの「くまぞう」のみの展示とさせていただきますのでご了承下さい。


 うまくいけば旭山動物園では、エゾヒグマの繁殖は初めてのことになるので、みなさん、私達と一緒に赤ちゃんが産まれてくるのを祈ってください!

「感じて!」身近な自然を学ぶ会【冬芽・動物の足跡を探す会編】 (1/10)

スノーシューで山を散策


職員も一緒になって体験!

 「感じて!」身近な自然を学ぶ会【冬芽・動物の足跡を探す会編】を行いました。


 旭山動物園に隣接している旭山公園をスノーシューを履いて、山を登りながら、冬芽や動物の足跡を探していくイベントです。


 山に入る前に、剥製を使っての動物の足跡の説明、こども牧場のイヌ・ウサギの足跡の観察、体を動かすゲームで動物の保護色の体験、足跡のイラストからどんなことが想像できるか?といった追跡・調査の練習をしました。
 これらを終えて、動物の足跡を探す準備は万端!スノーシューを履きいよいよ山へ入っていきました。


 山では、エゾリスが秋に隠しておいたドングリを掘り出して食べた後やキツネの足跡、カケス・アカゲラを観察できました。また、クルミ・キタコブシの冬芽も観察し、動物・植物の冬を感じました。


 前日には、エゾクロテン・エゾユキウサギ・エゾリスの足跡を観察できたのですが、当日は新雪によって残念ながら見ることはできませんでした。次回に期待しましょう!


 
次回は2月27日(土)13:30から行います。ぜひご参加下さい!

サケの卵がふ化しました! (1/6)

ふ化した卵(1/5撮影)


あざらし館入るとすぐ右に展示しています
 3年ぶりにあざらし館入り口で展示を始めたサケの卵が1月5日からふ化し始めました。サケの卵は現在100個あり、稚魚になるまで育て、4月に放流する予定です。


 このサケの卵の展示は、サケとアザラシの密接な関係を伝えること。
 また、育てて、
ただ放流するのではなく、サケが同じ川に戻ってこれるような豊かな川、自然を残すことが一番大事だということ。
 これらのことを、あざらし館で育てている稚魚を見ることで、
少しでも多くの方が身近な川や自然に関心を持ってくれたらと願い、サケを展示しています。


 ここで少しこの時期のサケについて説明をします。
 ふ化直後は仔魚(しぎょ)と呼ばれ、1.5〜2cmぐらいで、お腹にはまだ赤い「さいのう」(卵黄)がついています。初めはこの「さいのう」の栄養で育っていき、約6週間ですべて使い切り、なくなります。
 現在はじっくり観察すると、元気に動いている姿が観察できますよ!

このステッカーが目印だよ!

 また、あざらし館の出口に向かう通路には、サケについての解説看板も設置しております。看板には、右のステッカー(飼育係が描いたイラストです)が貼ってありますので、目印にして探して読んでくださいね!


 ぜひ、あざらし館に足を運び、この時期にしか見られないサケの仔魚を観察し、アザラシと密接な関係にあるサケについても学んでみてはいかがでしょうか?

あけましておめでとうございます! (1/2)

今年の干支であるアムールトラの「のん」


ふかふかの雪の中で休むホッキョクギツネ
 新年あけましておめでとうございます!


 本日(1/2)から年末年始の休園を終え、開園をいたしました。
 12月31日から1月1日かけて、雪が降り積もり、雪が大好きな動物たちは、雪を漕ぎながら走ったり、雪の上でゴロゴロ寝転がったりと、雪の中ならではの姿を見ることができます。


 昨年できたホッキョクギツネ舎では、保護色となっているホッキョクギツネの白い毛がより一層きれいな白になりました。雪の中で丸まって寝ていると、どこにいるかわからないぐらいです。こうやって身を守っているんだなぁと改めて実感します。


 旭川の冬はこれからが本番!気温が徐々に下がっていきます。寒いときではマイナス20℃を超えるときもあります。
 その寒さと雪の中で、動物たちがどのように過ごしているのか。これが冬の動物園の楽しみ方の一つになります。


 雪、寒さが醍醐味の旭川の冬。旭山の動物たちはその雪や寒さに負けないぐらい元気に過ごしております。その元気な姿やみなさんの好きな動物の冬の過ごし方をぜひご覧に来てください!
 来園されるときは、防寒、靴のすべり止め対策をして来てくださいね!


 
冬期開園期間:1月2日〜4月7日 10:30〜15:30(入園は15:00まで)