津川雅彦さんからの応援メッセージ
映画「旭山動物園物語」
は来春2月7日公開予定です
今回映画『旭山動物園物語』を制作し,そのポリシーに感動致しました。
今日の『旭山動物園』の快進撃は,小菅園長以下、飼育係の方々の素晴らしい努の賜物である事は勿論ですが,何より野生動物の驚異的な行動能力を最大限に発揮させた『行動展示』の発明こそが、その生命なのです。
これまでの,動物園では,動物を檻に囲い展示する『形態展示』と大自然のジャングルの中にいるように見せる『生態展示』との二つの展示方法しかありませんでした!
『旭山動物園』が考え出した『行動展示』は動物本来の能力をふんだんに発揮させる展示方法です。それがこんなにも凄い魅力と感動を呼ぶことを初めて気付かせてくれた革命的展示方法なのです!
例えばオランウータンは,本来一生を密林の樹の上で暮らす動物ですが,これまでの動物園では,地上でしか展示されていませんでした。せっかくジャングルを造っても,樹の上に登らないのです!
オランウータンは,一生を樹の上で過ごし、ほとんど地上に降りない為に,足のバネが退化し,1メートルの高さからも地面に飛び降りる事が出来ないのです!その代わり,握力が驚異的に発達しています。その事を活かし『旭山動物園』では高さ17メートルもある鉄塔に登らせ、綱渡りさせることに成功しました!オラウータンが,観客が見上げる遥か頭上を悠々と渡る光景を目の当たりにするのは感動的です!
また時には,観客の真上から糞を落とし,逃げる客を見て楽しむ風情が観られます。
『旭山動物園』の動物達が客を驚かせ、その嬌声を喜ぶ傾向を,「客の猫じゃらし化」と呼びます。
ヒグマは女性客の虚を突き,ガラスを叩いて驚かせます!トラも好みの客を選び,飛びかかります!アザラシが水中のアクリル筒の中で,じっと客を観察し楽しげに佇みます!チンパンジーもドームの頭上からアクリルを叩き,驚く客を見て喜びます。
『旭山動物園』の動物達は,何故、目が輝き,毛艶が良く、いたずらで活発なのか?
野生動物の生きる原動力は生殖と食欲の二つなのです。
動物園では繁殖は大切な務めですから、密林にいるように雄同士に雌の奪い合いをさせる訳にはいきません!
活性化させる方法は,残る一つ,食欲を旺盛にさせる事だと気付いたのが『行動展示』の原点なのです!
満腹感を与えず、いつも空腹感を持たせること例えば餌をわざと隠して探させ、苦労をさせ、食べさせることに努力をさせる!丸ごと与えることで簡単には食べられず,結果食べる時間が長なる等々、食生活を飽きないように工夫し、食欲を活性化させれば,動物は生き生きと、本来の能力を発揮するのです!
「行動展示」が野生動物の命の輝きを見事なまでに息づかせるのを観て,観客は自分以外の動物の命の尊さを感じる事が出来ます。
ありし日のゾウの「ナナ」です。
『旭山動物園』では『命の平等』を気づかせてくれ、更に『絶滅動物』や『自然破壊』にまで関心を持たせてくれる永遠のテーマパークです。
近い将来『旭山動物園』が生んだ『行動展示』は、動物園革命として、世界中に広まるに違いありません!日本最北の、冬は雪に埋まる小さな『旭山動物園』が発信した偉大なテーマは,将来に向けて、人々の心を暖める「奥深さ」と「遠大さ」を合わせ持った、世界最新最高のパークといえるのです。
我が『旭山動物園』の小菅園長の次なる夢は動物園の最高のアイドルであるゾウを群れで飼育する事です。ゾウは群れで飼育しないと,家族を増やす最適な環境になりませんが、予算的にも現状では,到底不可能な夢です。
そこで、小菅園長のゾウ飼育の夢を実現させたく,『旭山動物園』では『もっと夢基金』を創設しました!早速、日本中の著名人の方々から、この基金への励ましのお言葉を頂きましたのでご紹介申し上げます。日本最北の小さな動物園が発進した、この輝かしい『行動展示』革命を,世界中に広げる為に,あなたのご協力が必要なのです!
是非ともよろしく,よろしくお願い申し上げます!
ゾウ舎の予想図です
新しいゾウを呼ぶために
旧ゾウ舎前に設置された募金箱です
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