飼育係の視点から施設を紹介します。
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 1998年9月に完成した「もうじゅう館」。
 アムールトラ、ライオン、ユキヒョウ、アムールヒョウ、クロヒョウ(ヒョウの黒変個体)、ヒグマを飼育していた。
 動物と同じ高さからの観察、動物を上から観察をすることができるなど、さまざまな角度から動物を観察できるような施設になっています。また、空中にせり出したオリがあり、そこからは、ユキヒョウやアムールヒョウを真下から観察でき、今までとは違った角度から観察できます。

 アムールトラです。旭山動物園では、オスの「いっちゃん」とメスの「のん」の2頭を飼育しています。この2頭の関係はおもしろいです。
雪の中を歩く「いっちゃん」

 「いっちゃん」が「のん」に近づいていくと、「のん」は「いっちゃん」から逃げようとしたり、「いっちゃん」にパンチをしたりします。


 アムールトラは、寒い地域(アムール川周辺)にすんでいる動物です。ですから、旭川の寒さはへっちゃらです!
 雪の中のアムールトラはなかなかいいですよ!
 
「いっちゃん」は、2009年6月5日に死亡しました。


 ライオンのオスの「ライラ」です。2006年現在、ライオンはオスの「ライラ」とメスの「レイラ」、そして2006年10月20日にうまれた「アキラ」の3頭を飼育しています。
メスの「レイラ」


 ライオンはアフリカにすんでいる動物です。旭川の冬は少しつらいかも・・・。なので、冬期開園中は、外に出す時間を夏より短くしています。

 また、ガラスの所に板を敷き、少しでも暖かくなるように工夫しています。そうすることで、みなさんの間近でライオンが観察できます。

 ユキヒョウです。現在は鼻が赤いオスの「ゴルビー」と鼻が黒いメスの「プリン」の2頭飼育しています。ユキヒョウは、高度6000 m 付近の高原や高山ですんでいる動物です。岩山の斜面など長い尾でバランスをとり、不安定な岩の上でも軽々と動きます。そんな動きに注目です!
真下から見たユキヒョウ


 昼間は寝ていることが多いですが、ユキヒョウの岩を登る動きは必見です!

 ユキヒョウの所では、空中にせり出したオリがあります。ここでは、真下からユキヒョウを観察することができます。肉球まではっきり観察できるので、今まで味わったことのない感覚で観察できます。

「プリン」は、2009年4月19日に死亡しました。


 アムールヒョウです。現在は「アテネ」・「キン」兄弟の2頭飼育しています。
 「アテネ」・「キン」兄弟は、2005年に広島の安佐動物公園から旭山動物園にやってきました。
「アテネ」と「キン」兄弟


 アムールヒョウも、ユキヒョウと同じく、真下から観察することができるようになっています。
 空中にせり出しているオリの所は、アムールヒョウやユキヒョウにとってお気に入りの場所なので、そこにいるときはそっとしておいて下さいね!

 クロヒョウ(ヒョウの黒変個体)です。現在はオスの「パック」1頭のみ飼育しています。
座る「パック」
 昼間は寝ていることが多いです。
 ですが、動いている時のクロヒョウはの動きはすごいですよ!
 
 放飼場には、垂直に立っている木を軽い身のこなしで登っていく姿などが見られます。

 また、太陽光などの光が当たると、ちゃんとヒョウ柄模様が体にあることがわかりるぐらい、間近で観察することができます。

 ヒグマです。現在はオスの「くまぞう」とメスの「とんこ」の2頭飼育しています。
プールで遊ぶ「とんこ」
 ヒグマは北海道産の動物です。北海道の方にとっては身近な動物なのです。

 メスの「とんこ」は、とても遊び好きなクマなので、ガラス越しに観察できる場所に体当たりなどをする時があります。

 オスの「くまぞう」は、立っている木に背中をこすりつける仕草(マーキング)をする時があります。その立ち姿は迫力がありますよ。